
→前史
(1)赤ちゃん誕生!SOHOだけど会社もつくちゃおう。
(2)アルバイトさんがやってきた
(3)特権的な働き方で満足!その分、深夜も働く
(4)家の中に他人がいつもいる。はじめは少々ストレス気味!
(5)第2子誕生! さて、どうしよう
(6)実はムリも多いが、やっぱりいい働き方
(1)赤ちゃん誕生!SOHOだけど会社もつくちゃおう。
インターコミュニティの前身は、SOHOです。フリーランスの女性編集者と10年会社勤めをして会社という組織を卒業したくなった男性が、子どもができてしまった!という理由から、自分たちで選べる生き方・働き方を実験するために作った会社です。
1998年6月1日に有限会社インターコミュニティが設立し、その10日後、長男が誕生しました。世田谷区奥沢という場所で、築20年以上は経っているボロボロの大きな一戸建て(128m平方)を賃貸し、SOHO生活がスタート。1Fはキッチン&リビング19畳、2Fは3部屋で、9畳、8畳、4.5畳で3畳のウォーキングクローゼット付き。3畳のクローゼットが書庫になり、9畳の洋間が仕事場、8畳の洋間が川の字で寝る場所、4.5畳の畳部屋が書庫兼空き部屋となりました。
ママとなった編集者は、産前産後休暇はなく、出産後は2週間で復帰。ムックの編集などをしながら子育てが始まりました。生後1ヶ月の赤ちゃんは、8畳のベビーベットの中にいたり、お客様から電話なると、1Fのリビングへ。電話が終わるとママに抱っこされるというような日々が続いていました。
生後3ヶ月もすぎたころ、近所の0歳児から入れる保育所に定員オーバー気味なのに頼み込んで入れてもらいました。朝の9時から5時まで、赤ちゃんは保育園へ行っているので、その間だけは普通
の会社になりました。
  
(2)アルバイトさんがやってきた
2年目になり、仕事量が増えてきました。パソコンが普及しはじめたころで、パソコンのムックをよく編集していました。短納期の本なので人手が必要となります。そこでアルバイトさんを入れようかという話になりました。だけど、雇うという決断にいくまでにかなり迷いました。なにせ、普通
の家ですから。どこで働いてもらうのだろうか。リビング?? こんな普通の家で働いてくれる人はいるのだろうか? 迷いはあったものの、人手がいるのはかわらないので、フロムエーに出稿することに決めました。フロムエーは一番小さな枠で1週間で52500円(定価)。会社を経営しているとはいえ、まだまだ個人の感覚なので、この金額は高い!とビックリ! しかし、ほかに手段はなかったので求人広告に初挑戦です。応募があるかな? とビクビクしながら出してみると、なんと300名近い応募があって、うれしい悲鳴。30名ぐらいの人にお会いして、大学生をメインに3名の方をきてもらうことになりました。
リビングが広かったし、そこにどでかいテーブルがあったので、そのテーブルの上にimac。リビングの片隅にもMacを配置。アルバイトさんは下の部屋、私たちは上の部屋という状態で仕事が始まりました。アルバイトさんにとっても、経営者のおじさんとおばさんは上の部屋にいるので、気楽に楽しくお仕事ができたようです。
私たちの悩みは、6時以降です。編集の仕事は6時からが本番ということも少なくないのに、6時になると子どもが保育園から帰ってきます。そこから雰囲気は一変してオフィスが家に戻る時間。もうちょっとお願いしたい仕事があっても、子どもがおなか空かせて泣いている横で仕事をお願いするのも悪いので、6時には仕事が一旦終わります。
夕刻6時という時間は、包丁をトントンとたたく音が響くリビングで、後かたづけをするアルバイトさんが交差する時間でした。
→次のページ
|